マーケティングの鬼となり、時代を飲みこめ!

時代や環境と共に、目まぐるしく変化するマーケティング。過去を分析して、先を見据えて、今を判断する力・・・これからの時代、ますます重要になってくる気がするなぁ。

トヨタ&ソニーに学ぶ!!マーケティングの上手い会社、苦手な会社は?

マーケティングは多くの要素で構成されています。

ですから、マーケティングの上手い会社と言っても、

全ての要素で完璧な会社は多くありません

 

■市場調査をしないソニー

 

ソニーマーケティングが強い会社だと思われていますが、

全てに優れているわけではありません。

 

製品開発に絶対の自信を持っているせいか、

ソニーは市場調査をしません。

これは製品開発で「外した」時にリカバリーできない、

という問題を引き起こしています。

マーケットを見失っているので、軌道修正が難しいのです。

VAIOやアイボがそのいい例かも知れません。

 

また、せっかく強いブランドを持っているのに、

顧客管理や、顧客コミュニーケションが強くありません。

 

なぜならば?

顧客データを殆ど持っていないのです。

 

もちろんソニーはメーカーですから、

家電量販店などでソニー製品を買った顧客情報を吸い上げることは難しいのですが、

あれほどのブランド力を持ってすれば解決できない問題ではないはずです。

 

ソニーは創業者、井深大氏の「井深イズム」が浸透している為に、

優れた技術者が伸び伸びと発想したアイデアから「競争力の強い製品を作り」、

同時にそれを「魅力的に見せる」ことが非常に上手い会社です。

メーカーの場合この2つの要素が突出して強ければ

それだけでソニーのような大きな成功を収めることが出来ます。

 

トヨタマーケティングが苦手??

 

トヨタマーケティングが強い会社だと思われていますが、満足ではありません。

意外かもしれませんが、「顧客管理」が弱いのです。

自動車の場合、実際に車を販売しているディーラーはトヨタとは別法人です。

顧客情報はそのディーラーにあります。

しかも、カーディーラー「足で稼いで新車を販売する」という体質がが染み込んでいるため、あまり顧客管理が得意ではありません。

 

トヨタソニーほど独自性のある製品を作ることが得意ではありません。

ソニートランジスターラジオウォークマンで実現したレベルのイノベーショントヨタは起こしていません。

また、製品を魅力的に見せるプロモーションソニーと比べたら負けるかもしれません。

 

しかし、トヨタにはソニーにはマーケティングの重要な要素である「独自の販売網」があります。

トヨタ」「ネッツ」「トヨペット」などの独自の強力な販売&メンテナンス網を持っている強さがあります。

売上の多くを家電量販店に頼らざるを得ないソニーとここが決定的に違います。

 

つまりは、「ブランド力」「製品開発力」「プロモーション」、そして「販売チャネル」などのマーケティングの要素を非常に高いレベルで揃えた会社がトヨタなのです。

 

ここが本格的に顧客管理に取り組めば、その強さは比類無き者になるでしょう。

 

このようにすべての要素で完璧な会社は存在しません。

 

マーケティングという大きなくくりではなく、いくつかの要素に分解してそれぞれを見てみると企業の見方が変わるかもしれませんね!